2018年3月4日日曜日

武蔵野公園団体利用者懇談会に参加しました。

武蔵野公園団体懇談会は武蔵野公園で活動する関係団体及び管理者間での情報共有や意見交換を目的として一昨年から実施されているとのこと。今年度は2月26日(月)に開催されました。武蔵野公園指定管理者の西武・武蔵野パートナーズの主催で、東京都建設局西部公園緑地事務所管理課課長代理の宮﨑猛氏(課長代理)と同課の渡辺朗氏(武蔵野公園担当)を交え、ほたる村や野川自然の会などの自然系、遊パークやわんぱく夏祭り、貫井南児童館、まえはら学童、南小見守り班などの子ども系、はらっぱまつりやはけのおいしい朝市などのイベント系、その他に東町五丁目町会など、計16団体20名程が参加していました。はけ文は代表の安田、会員の松山が参加、副代表の横須賀ははけのおいしい朝市から参加しました。

会場は野川公園自然観察センター


はじめに西部・武蔵野パートナーズより今年度の取り組みとして、園内のサクラ再生プロジェクトや生物多様性モニタリングなどについてプレゼンがありました。
続いて各団体の活動紹介を行い、はけ文は道路問題と活動概要の説明&チラシ配布、その後「はけ&はらっぱの今後の管理について」と題した意見交換が行われました。




「はけ」については、公園北側の閉鎖管理区域の管理のあり方を問うもので、冒頭西部・武蔵野パートナーズより竹の大量伐採とそれによる成果(ギンラン等希少種の増加)について説明がありました。「はらっぱ」については、くじら山ふもとの野川沿いのカンタン保全やコスモス畑跡地の在来種植生再生の取り組みについて同様に説明がありました。
はけ文からは、先日のフィールドワークでお世話になった野鳥観察家の鈴木浩克さんにご協力頂き取りまとめた意見書を事前に提出しました。
参加者からは「黒い(深い)森を」「多様な景観の森を」「閉鎖管理区域に入れるようにして欲しい」「保全と利用のバランスを」などなど色々な意見が出ましたが、特に試験場側のケヤキやシラカシの巨木を60本程勝手に切ったことに非難が集中し、はけ文から「1本づつマーキングして伐採前に必ず市民団体へ相談して欲しい」と提案。他団体からも賛同の声があり、西武・武蔵野パートナーズも「検討します」と返答しました。
竹を一遍に大量伐採したことについても「暗い森を好む動植物が住めなくなる」希少種だけに着目せずに多様な生態系を」との意見が挙げられ、今回の伐採地の西側ムジナ坂との間に残る部分については慎重に進めるよう要望が出されました。

道路問題と整備計画についてはけ文から東京都に質問したところ、「(縦割りで申し訳ないが)公園管理部門なので答える材料が無い」とのこと。
東京都という一つの組織の中で普段公園を管理している部署に相談が無いことは納得できない、(横の繋がりをもって)公園管理の視点から積極的に働きかけて欲しいとの意見を要望しました。

全体としては、このような公園のあり方について情報や意見を交換する場が重要であって、これからも重ねていく(必要に応じては小規模な分科会的に)との話になりました。

                       (報告・はけ文、松山勇樹、横須賀)


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