2017年11月9日木曜日

『都政新報』に小金井の意見交換会についての記事が掲載されました。

2017年9月7日発刊の『都政新報』に小金井市で開催される予定の都市計画道路の意見交換会についての記事が掲載されました。
意見交換会が極めて異例で、市民や小金井市議会が反発していることも書いてあります。



一点だけ間違いがありまして、この道路建設を進めているのは都市整備局ではなく、東京都建設局で都政新報は訂正を出すと言っていました。

2017年11月8日水曜日

武蔵野公園整備計画、都から市議へ「決定」のお知らせが

11/2に都から「決定した」という通知が、市議会議員全員に配られたそうです。
公園整備については、パブリックコメントを募集し、その結果とともに2017年5月22日に答申が出ています。

パブリックコメントの応募総数は695通、1202件。同じ募集期間だった「都立公園の多面的な活用の推進方策について(中間のまとめ)」の応募総数がたった14通74件しかなかったことに比べると、関心の高さが表れています。

パブリックコメントで多かった意見に、「自然豊かで自由に利用できる今のままがよい」(214件)、「人工的な公園にする必要はない。スポーツランドはいらない」(117件)、「自然、はらっぱ、雑木林、くじら山を残してほしい」(109件)などの整備に関する意見が最も多かったほか、「住民の意見を聞いてほしい」(82件)、「住民説明会を求める」(76件)「パブコメの周知が足りない、期間が短い」(23件)など、意思決定のプロセスについても疑問の声が多く上がっています。

都市計画道路についても「自然を破壊する。反対する」(89件)というのが多数意見です。都は道路について、「国分寺崖線や武蔵野公園など現地の地形や自然環境等を踏まえ整備形態等について適切に対応するとしており、今後、関係機関と調整を行い、適切な公園利用が図れるよう対応する」との方針を示していますが、“適切に対応”とは何なのか疑問です。

パブコメを受けて都は、補足として、「現在の武蔵野公園の自然を大きく改編することを目指すものではなく、(中略)原っぱや樹林地、水辺などの自然環境については原則として保全していく。また、一層、生物多様性などの配慮に努めていく」と追記しています。

「武蔵野の原風景を再生する」というコンセプトには公園利用者も賛同する方が多いと思いますが、都が出してくる計画図を見ると、利用者の意識との間には、大きな隔たりがあると言わざるを得ません。

この計画の内容につて都に問い合わせると、「あくまで参考図なので」などとあいまいな態度を示すのですが、この図を見直す機会はもうありません。整備の時期については明らかではありませんが、今後、段階的に進めるとのことなので、私たち利用者は注視していく必要があります。

多磨町の公園予定地に古くからお住まいのご夫婦が、はらっぱ祭りの展示でお話してくださいました。公園用地に決定したことは昭和37年(1962年)に新聞報道で知ったそうです。当時も今回の都の決定も、住民への直接のお知らせはまったくないそうです。昔は不動産屋の重要次項の告知義務もなく、立ち退きの可能性のある土地を知らずに買った世帯もおられます。55年も前に決まった計画を、住民へのお知らせもなく決定し、立ち退きを迫る。こんな進め方で都民の理解が得られるのでしょうか?







2017年11月7日火曜日

はらっぱ祭り報告

晴天の2日間、お祭りに来たみなさんに、道路と公園の問題をアピールしました。畳一畳分のパネルに、道路地図とイメージ図を配して展示したところ、多くの方が足を止めて説明を聞いてくれました。






今回初めてシール投票を行ないました。この問題を知り、何かしたい、という思いを持つ方は多く、みなさん積極的に参加してくれました。中には(反対の意志を表して)「10個くらい貼りたい」と怒りを口にする人や、お友だちを連れて再訪してくれた方も。はらっぱ祭りにやってくる方は道路に反対の方が多いことは予想できましたが、これほどとは予想していませんでした。中には「道路が必要」にシールを貼った方もいらっしゃいましたが、お話を聞くと、交通渋滞を解消してほしいというのがその理由で、多くの方が立ち退きになり、はけを壊すことには賛同できない様子でした。



公園整備計画については、ほとんどの方がご存じなく、説明すると「何それ?!」「これでは武蔵野
公園のいいところがなくなっちゃう」と驚き、「これはダメだよね」と、なんと参加した全員が、迷うことなく「見直すべき」にシールを貼るという結果になりました。




今回、立ち寄ってくれた子どもたちには、積極的になるべく分かりやすく説明しました。道路ができるとすると、今の子どもたちが大人になった頃です。大人がつくる環境に生きることになる彼らには、意見する権利があります。「俺たちの遊び場がなくなる!」という子もいました。「○○ちゃんの家がなくなっちゃう」と心配する子、「いらね。誰がこんなこと考えたの」と言う子、「何でなんで?」と納得できない子。判断力がないからと、子どもたちの声を無視していいとは思いません。「どうして道路が必要なのか」子どもも納得できる説明を、大人が出来ないような道路をつくっていいのでしょうか?大人がいま、考えなければいけないと改めて思いました。

公園整備によって立ち退きになる多磨町のご夫婦や、立川市で道路問題に直面している若いお父さん、リニアモーターカーに反対する活動をしている方、法律を勉強中の学生さんなど、色々な方とお話することができました。みなさんとお話する中で、やはりこの計画は見直すしかない、という思いを強くしました。用意したチラシは「お店に置きたい」と持ち帰ってくれる方もいて、1000部がほぼなくなりました。




お立ち寄りいただいたみなさんをはじめ、ご協力いただいた「都市計画道路を考える小金井市民の会」のみなさん、機会を与えてくれたはらっぱ祭り実行委員会のみなさん、イスなど貸してくださったご近所のみなさん、本当にありがとうございました!