2017年12月30日土曜日

【市民が作る自主講座】第三回はフィールドワーク

1月21日(日)10時〜12時(9時50分野川公園北入口トイレ前集合)
「フィールドワーク 武蔵野公園整備の現状と野鳥観察」※親子でどうぞ
講師 鈴木浩克さん(野鳥観察家)

今年5月に大規模な整備計画の方針が出された都立武蔵野公園の現状とこれからを現地で確認しながら、はけ周辺の生きものの視点も交え、バードウオッチングしながら楽しく園内をめぐります。
双眼鏡など観察道具をお持ちの方はご持参ください。
鈴木さんと一緒に井の頭公園で活動しているきのこに大変お詳しい方も一緒に歩いてくださいます。すでに武蔵野公園でも菌類の調査をしてくださっているので、珍しい菌類を色々教えていただけるそうです。

<お申し込み>
先着20名
必要事項を明記のうえ、メールにてお申し込みください。
hakebun☆gmail.com(☆を@に変えてください)
・代表者氏名と希望人数



2017年12月29日金曜日

【第2回意見交換会開催のお知らせ】

都市計画道路3・4・1号線の意見交換会の第2回が開催されます。
前回「道路を実際に作る『東京都建設局道路建設部』ではなく、道路を計画した『東京都建設局都市整備部』が出席して、道路の是非から話し合う意見交換会でなければやる意味がない」と参加者から意見が出て、会議は紛糾。実際は意見交換は行われませんでした。


前回は傍聴席が用意されておらず、参加者が交渉の結果、急遽用意されましたが、今回は最初から30席の傍聴席が用意されていますので、ご興味ある方はぜひ傍聴してください、傍聴はどなたでも可能です。
(意見交換会の参加者は前回と同じ抽選で選ばれた固定のメンバーです。)

日時:平成30年1月26日(金)19:00~20:30(受付開始18:30)
会場:小金井市市民会館「萌え木ホール」A会議室

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都市計画道路を考える小金井市民の会が、12月25日付で、都に対して下記を要望しています。 1. 次回の「意見交換会」には、「都市整備局」からも出席すること 2. 次回の「意見交換会」で資料を配布されるのであれば、事前に郵送すること
  (参加者への開催通知と一緒に送付すること)

*数日前に参加者に届いた第2回の出席依頼には東京都から誰が出席するのかは明記されておらず、資料も添付されていませんでした。

第1回の議事録は現在参加者が校正中。出来上がりましたら北多摩南部建設事務所ホームページに掲載される予定です。

2017年12月27日水曜日

自主講座「水をめぐる公共事業の現状とこれから」報告




平成29年度 市民がつくる自主講座(小金井市公民館主催、はけの自然と文化をまもる会企画)の第2回、「水をめぐる公共事業の現状とこれから」と題して、水ジャーナリストでアクアスフィア・水教育研究所所長の橋本淳司さんの講演会を12月10日(日)14時〜16時、貫井北公民館学習室ABで開催しました。
水をめぐる公共事業について熱く、とても楽しそうに話してくださる橋本さん。聴講者からのアンケートの回答には「楽しかった」「橋本さんのお話は核心をついていてとても興味深かった」「内容に密度があり時間が足りなかった」などの記入があり、関心の高い市民の参加が多い印象でした。





以下は講演会要旨です。


1 老朽化が進む水インフラ

・全国に張り巡らされた水道管の総延長66万キロ中、更新が必要なのは12・1%(2012年時点)。更新率は年間0・76%で全ての更新には130年以上かかる計算。土木学会の推計によると、「2040年までに水道事業を営む団体の91%に当たる1180団体が料金値上げを迫られる。小規模自治体でとくに影響が大きく、料金が2倍以上に引き上げられるところもある」

・下水管の総延長は約47万キロ。うち下水から発生する硫化水素の影響で腐食リスクが大きく、定期点検を義務付けられた管は約5000キロ。下水道管の老朽化に起因する道路陥没事故は年間3000件超。

・インフラをいかに維持するかという視点だけでは、根本的な解決にならない。人口減少期におけるまちあり方の見据えたインフラ整備がなくてはならない。




2 都市の成長と土地、住宅、インフラ

・都市は「豊かな生活」をしたいという目的を実現するための「手段」と考えることができる。具体的に言えば、市場のようなモノやサービスを交換する機能、 政府のような集まったモノやカネを再配分する機能をもっていると考えることができ、さらに「豊かさ」の定義や交換や再分配の方法は多様であってよい。

・戦後の日本の都市は経済成長を目的としていた。このとき大きな役割を担ったのが土地と住宅。経済成長のためには市場に多くの人に参加してもらう必要があるが、一般の市民が借金をして土地や住宅を購入し、住宅ローンを返済することで経済市場に参加し続けることになった。

・インフラストラクチャーとは「下支えするもの」のことで、福祉の向上と経済活動に必要な公共施設。道路、上下水道、橋などの基盤整備が進み、都市の価値は上がり、地価が上昇する。たとえば、道路、駅、高速道路の入り口、大規模ビル、複合大型商業施設、遊園地などがつくられると周辺の地価が上がる。しかし、土地あまりの時代になると、インフラによる経済効果は限定的になる。



3 人口減少時代の都市のスポンジ化とインフラ整備を考える

・人口減少社会の到来。少子高齢化が進み、土地の需要が減る。都市部では需要が横ばいになり不動産価格は緩やかに低下。郊外や地方では人口減少が激しくなり、空き家が増え、不動産価格は大きく下落。未利用地化した土地(スポンジ化)がまだら状に増加。市街地、市街化調整区域、農地、いずれの場所でも未利用地が増える。また、固定資産税に比した収益を上げることが難しくなる。


東京都の人口は2015年をピークに減少に転じた。2015年の東京都の人口は1335万人で、生産年齢の割合は66%、高齢者の割合は23%。2040年には、人口が1231万人、生産年齢の割合は58%、高齢者の割合は53%と予想される。

・都市のなかにまだら状に空き地が発生してくることを考えると、「小さな規模でいかに土地利用を混在させるか」「小さくバラバラの土地の総和によってつくられる都市施設」「スポンジ化する都市空間に小さな事業を埋めこんでいくために公共と民間の強調」が大切になる。広がった町を1つに集約化していくという考えというよりは、多様なライフスタイルを実現できる成熟した町を作っていくという考えが重要。



4 水循環を考えたまちづくり

・都市部への人口の集中、産業構造の変化、地球温暖化に伴う気候変動等の様々な要因が水循環に変化を生じさせたことにより。渇水、洪水、水質汚濁、生態系への影響等様々な問題が顕著となっている。




水循環基本法の基本理念
1)水循環の重要性
 水については、水循環の過程において、地球上の生命を育み、国民生活及び産業活動に重要な役割を果たしていることに鑑み、健全な水循環の維持又は回復のための取組が積極的に推進されなければならないこと
2)水の公共性
 水が国民共有の貴重な財産であり、公共性の高いものであることに鑑み、水については、その適正な利用が行われるとともに、全ての国民がその恵沢を将来にわたって享受できることが確保されなければならないこと
3)健全な水循環への配慮
 水の利用に当たっては、水循環に及ぼす影響が回避され又は最小となり、健全な水循環が維持されるよう配慮されなければならないこと
4)流域の総合的管理
 水は、水循環の過程において生じた事象がその後の過程においても影響を及ぼすものであることに鑑み、流域に係る水循環について、流域として総合的かつ一体的に管理されなければならないこと
5)水循環に関する国際的協調
 健全な水循環の維持又は回復が人類共通の課題であることに鑑み、水循環に関する取組の推進は、国際的協調の下に行われなければならないこと

生活のなかの水循環の健全化に当たっては、身近な水がどこから来て、どこへ流れていくかを知る必要がある。地下水保全のためには自治体内の雨水浸透や節水だけでなく、流域住民が連携して水源域の保全活動を行うことが重要だ。

・スポンジ化して小規模で未活用な土地を、グリーンインフラ設置に当てることで、保水、洪水の軽減、温暖化の軽減を図ることができる。

5 市民参加のインフラ整備を考える

・多様な住民で集まり、町をどうしていくかを考える必要がある。行政が「こう決まりました」と住民に説明するスタイルではなく、人口動態、土地利用状況、財政など客観的な情報を、行政、住民で共有しながら一体となって考えていく必要がある。

・岩手県矢巾町の水道サポーターのしくみ。特徴は「発言しないマジョリティ」の声を反映させること。住民参加は今後の自治体にとってとても重要なキーワードだが、ともするとそれ自体が目的化していることが多く、議会対策になっていることもある。



・水道サポーターは矢巾町の現状のデータを分析し、将来を考えたうえで、残すインフラ、失くすインフラを決めている。会議では、「いまから多少の水道料金が上がるのはしかたない」「冷蔵庫の買い替えにそなえて貯金しておくのと似ている」という声が上がる。次世代の負担を軽減するために、現在から「保険的投資」を行っていこうという意見。水道事業の状況を丁寧に学び、具体的なデータを見ながら中長期的視点で検討した結果、市民は未来志向の決断をしている。



付記:さらなる学びをご希望の方は、「橋本淳司の「水」ニュース・レポート」のご購読をお勧めします。
毎週水曜日、無料で発行しております。アクアスフィア・水教育研究所のHPよりお申し込みください。http://www.aqua-sphere.net/newsletter.html

講演要旨、以上。

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人口減少という避けられない未来を前提にすると、「どうやってインフラを維持していくか」という議論ではなく、そもそも何のためにインフラがあるのかという原点に立ち返って考えることが必要。高度成長期に整備された道路や橋梁、水道管などが次々更新の時期を迎え、将来支える人工が減ることが明らかな今こそ、広い視点でインフラを考えていきたいと思いました。

フラワーアレンジメント用のオアシスを「グリーンインフラ」、オアシスにアルミ箔を巻いたものを「グレーインフラ(水を土に戻す仕組みのない建造物)」に見立てたデモンストレーションなど、前回の講座をふまえたお話はとても分かりやすく、親しみやすく感じました。

「グレーインフラを否定するのではなく、グリーンインフラはグレーインフラを補うもの、と主張するのがよい」
「行政と闘っている場合ではない。協調していく必要がある」など、市民参加のインフラ整備を考えるうえでの心得も伺えて参考になりました。

参加者は20代~70代と幅広く、中には水道の専門家の方もいて、質疑応答も活発に行なわれました。ここに集まったみなさんは間違いなく「意識高い系」!ですが、橋本さんいわく、ワークショップなどでは意識低い系の人(サイレントマジョリティ)を集め、まちに興味がわく取り組みをして、将来のまちの姿を考える市民を増やしていくことが大事、という話には大いにうなずきました。

固いテーマにも関わらず、楽しそうに話をする橋本さんから水が好きな気持ちが伝わってきて、こちらも楽しくなってきました。誰にでも身近な水から、まちづくりを考えるヒントをもらった講座でした。今後、市民だけでなく、市職員や市長、市議会議員など、公的な立場の方とも一緒に考える場が必要だと思いました。





2017年12月23日土曜日

【速報】小金井市議会で都市計画道路の見直しなどを求める意見書が可決

都市計画道路「小金井3・4・1号線」「小金井3・4・11号線外」
の整備計画の見直しと意見交換会の在り方の改善を求める意見書

小金井市議会、全会一致(23人全員賛成)で可決しました。



2017年12月6日水曜日

【速報】意見交換会と大規模説明会の日程が明らかに!!

【 速報!! 】
本日12/6の小金井市議会本会議、白井とおる議員の質問で、都が第2回目の意見交換会と、大規模な説明会の会場をすでに予約していることが明らかになりました。
11/17に行なわれた意見交換会では、事業化を前提とした意見交換会のあり方に参加者からの抗議が集中し、今後のスケジュールを含め、都に持ち帰って検討、という結論で終わったはずです。
都は参加者への議事録の確認もせず、次回のスケジュールを一方的に決め、市は都の要請通りに、次回の会場を押さえたということです。
質疑で明らかになったスケジュールは下記になります。

<意見交換会>
平成30年1月26日(金)萌え木ホール

<説明会(仮予約)>
平成30年3月25日(日)午後 南小学校体育館 
平成30年3月26日(月)夜 南小学校体育館 

2017年11月30日木曜日

鍔山英次「野川と川霧」写真展

長年にわたり野川周辺の写真を撮り続けられた鍔山英次さんの写真展が開催されます。
素晴らしい写真ばかりです。ぜひご覧ください。

2017年12月1日(金)〜7日(木)10時〜18時
宮地楽器ホール 地下一階ギャラリー

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ごあいさつ

 流れゆく野川の水、それを囲む水辺の草木、寒冷の季節になるとやってきて魔女のごとく振舞う川霧、これらの光景はいつも新鮮で、時とともに変容する。はっとした発見や感動をフレームに留めようと想う水辺での写真仲間の作品を、合わせて展示した。刻々と変わる自然の「いま」に心動かされた一瞬を、そして時が刻んだ風景の履歴を感じとっていただければ幸いである。   
大岡昇平さんの小説『武蔵野夫人』を読み、克明に描き出された自然描写に誘われるようにして小金井を訪れてから、いつしかこの地に住むようになった。
大岡さんは、最晩年に野川を再訪したエッセイを「思えばわが青春は野川と共にあったのだ」としめくくっている。
この川に魅せられて60余年の歳月を重ねた。野川が生きている川だということを教えてくれたのは川霧だった。病魔に襲われてからは野川べりの散歩程度にとどめて静かに消えようと思いながらも、カメラだけは手離せなかった。2012年夏、カメラが両手から落ちた。重いのである。瞬時の身動きは不自由になってしまった。杖を頼りのカメラ無し歩行には耐えられず、今は胸のポケットに入るコンパクトカメラを必携している。    
このたびの写真展は、縁ある仲間たちに支えを受けての開催で、ひたすら感謝の気持ちで一杯である。    鍔山英次 



2017年11月17日金曜日

9月に市長宛に出した質問状の回答が来ました。

9月25日に、「野川ほたる村」「都市計画道路を考える小金井市民の会」「はけの自然と文化をまもる会」の連名で、小金井市の西岡市長に提出していた質問に対する回答文書を、市民の会の方々が11月16日、都市整備部 西川都市計画課長及び田部井氏より説明をうけ、受け取って来られました。
市長の回答は、今までの議会答弁を繰り返すだけで終止しており、進展はありませんが、都度、市や都に申し入れや抗議を行い、市民が絶えず関心を持って注視していることを知らせていくことが大事だと考えています。
そして今日は東京都主催の意見交換会当日です。



都市計画道路を考える小金井市民の会           
はけの自然と文化をまもる会           
野川ほたる村 様

平成  9 年 1 1 月 1 4 日
              
小金井市長
西岡 真一郎
              



              文書に対する回答について



平素は、市政にご理解・ご協力をいただきまして、大変ありがとうございます。
表記の平成29年 9月 25日にご提出いただいた文書に対しまして 、下記のとおり回答いたします。

質問 1
市長名で、「地元へ配の慮を欠いた事業着手については2路線とも希望することはありません」と文書で知事宛に提出して下さい。

回答 1
ご指摘の市の考え方につきましては、既に都に対し伝えております。
また、市民の皆様や議会のご意見につきましても、これまでに様々な機会を捉え、 都に対し市長や 部局から伝えてまいりました。平成 28年3月22日には、直接市長
が都へ出向き 、市の考え方を伝えるとと もに、平成29年2月 14日の小池都知事との意見交換の際にも、一定の考えを都へ伝えているとの発言をしております。
なお、今後につきましても、継続して市民の皆様や議会からの声を都に伝えるとともに、市の考え方についても伝えてまいります。

質問 2
今後開催されるとされる「意見交換会」について、都側は「環境調査項目(内容?) についてのみを意見交換会で議論する対象としているようですので、市として、議論 の前提無しの「計画の是非を含むすべての問題について意見交換会とする」ことを文書で要請して下さい。

回答 2
市民の皆様や議会のご意見につきましては、これまでに様々な機会を捉え、都に対し伝えてまいりました。
また、平成  8 年  0 月 日の都議会第三定例会の一般質問において小池知事は「今後、道路の果たす役割や機能、そして環境にどう配慮するかについて


は、市民との意見交換の場を設けて、つ一つ丁寧に対応を行うように指示したところでございます」と答弁されております都からは、「小金井 ·  · 1 号線及び小 金井  ·  ·1 1 号線は、両路線とも平 成28年3月に策定され た「東京都における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」において、平成 37年度までに事業化を 目指す優先整備路線(都施行)となっております整備にあたっ ては意見交換会を開 催し、環境、景観への配慮などについて、小金井市内にお住まいの皆様のご意見を伺いながら、検討を進めたい」と聞いてお ります

質問 3
今後に都が行とされる「意見交換会」については、
A 開催回数や参加人数を 定めない1 回や回で議論が途中で切れるならば何回でも行うの方が参加できる会場で行う等)ことを文書で要請してださい
B/ 前項の2の実効性を 担保する為にも、都側からは建設局だけでなく都市整備局の担当者も参加しての意 見交換会とすることを 文書で要請して下さい
C/ 前項1を実効 性のあ るものにする為に、意見交換会の内容出された意見や要望や結果を今後に反映させる確約を、小金井市と東京都に文書で確認 して下さい

回答 
市民の皆様や議会のご意見につきましては、これまでに様々な機会を捉え、都に対し伝えてまいりました 
また、50 人規模の意 見交換会につきましては 、道路の果たす役割や機能、そして環境にどう配慮するかについて、市民との意見交換を重ね、現地の地形や景観を踏まえ、検討すると聞いております。
また、数百人規模の 説明会も開催する予定であることも併せて聞いております今後、意見交換会及び説明会を通じて、市民の皆様や市議会のご意見が都に届けられるものと認識しております。
なお、小金井3・4・11 号線は、第四次事業化計画の優先整備路線であるため建設局主体で開催すると聞 いております

質問 
2つの道路計画に関しては、今後は東京都と小金井市が密接に 情報 共有しながら、それらの情報についてはすべて即時に市民へ周知して下さい。

回答 4

両路線については、今後、都と市で密接に情報共有していくことを確認しております公開が可能な情報を、適時適切にお知らせしてまいります




2017年11月15日水曜日

意見交換会、異議あり!!!

東京都建設局は、11月17日(金)に「3・4・11号線に関する意見交換会」を開催するとしています。
私たちは9月初旬、意見交換会のための入札が行なわれたことを知ってから、この意見交換会の開催について、
市や都にさまざま要望してきました。

9月14日、都がこの意見交換会に関して、市に事前の相談もなく入札し事業化したことに抗議し、中止を求めましたが、却下されました。

その後10月11日に発表された参加者募集要項を見ると、参加資格は小金井市在住で、18才以上、3・4・11号線沿道住民20名、沿道以外の20名と、抽選で選出するほか、町会自治会の代表者10名、合わせてわずか50名。
継続して年2回程度、金曜日の夕方に行なう予定の意見交換会に参加できることが条件で、欠席しても代理は認められません。時間は夜7時~8時30分の、わずか90分間。

情報公開について問い合わせると、会場の関係で傍聴は出来ないとの返事。小金井市には市民参加条例があり、会議は傍聴出来ることが基本です。小金井市民に向けた会なら、小金井ルールで行うよう要望しましたが、「会場の都合で」拒否。インターネット中継を要望しましたが、却下されました。

傍聴できない理由が会場の規模にあるなら、解消すればいいだけの話です。萌え木ホールA(定員66名)を会議室に、Bを保育室と都の職員の控え室にすると説明されましたが、ほかに保育の部屋を確保すれば、AB合わせて100名近く入ることが出来るのです。しかし都は頑なに傍聴を拒否しています。

何のために“意見交換会”を開催するのでしょうか。
都は「整備について、環境・景観への配慮について、小金井市内にお住まいの皆様のご意見を伺いながら、検討を進めたいと考えています」としています。都に問い合わせたところ、事業化を前提とした意見交換会であることを、はっきりと認めました。意見交換会で「検討」されるのは、「どんな道路をつくるか」なのです。

また、この計画は武蔵野公園を分断する道路にも関わらず、公園利用者へのお知らせや、利用者の意見を聞く場は一切ありません。都は具体的な設計図が出ていないことを理由に、公園利用者への周知も拒否しています。

2015年に計画案が発表されてから、私たちは、道路の必要性そのものに疑問を持ち、様々に声を上げ、行政に要望してきました。私たちの後ろには、この計画に疑問を持つ、たくさんの市民の方の声や想いがあります。その声を無視して、優先整備路線に選んだ理由の説明もなく、計画を一方的に「決定」したことに、市民は納得していません。

「情報公開」を都政の一丁目一番地としている都が、事業化を前提として、傍聴も取材も認めない“意見交換会”を開催することは、到底認められることではありません。はけと野川の環境を壊してまでこの道路がなぜ必要なのか。都は計画の根拠を示し、誰もが納得できるよう説明すべきです。

はらっぱ祭りでは多くの方が積極的にシール投票に参加してくれました。

〈意見交換会開催の経緯〉

2017年
8 月21日 東京都が市に知らせずに意見交換会のための入札情報
     (29北南-小金井3・4・11外1路線)を公表。
9 月14日 はけ文と都市計画道路を考える小金井市民の会(以下市民の会)の
      2団体が都へ入札の中止を要望。9月19日、中止しない旨の回答が届く。
9 月20日 小金井市議会議員有志が都建設局を訪れ、入札発注の見直しを求める
      要望書を提出。
9 月21日 意見交換会のための事業が開札され、委託業者が決定。
9 月25日 小金井市の3団体(はけ文、都市計画道路を考える小金井市民の会、
      野川ほたる村)から小金井市長へ、都に対し市長として申し入れを求める
      要望書を提出。同日、小金井市議会で全員一致で「都市計画道路小金井341号
      線・小金井3・4・11号線外の計画について見直しと誠意ある対応を求める
      意見書」を採択、都知事へ提出される。
10月11日 都が『小金井都市計画道路3・4・11号線』に関する意見交換会の参加者募
      集を開始。
10月17日 はけ文と市民の会が小金井市都市計画部長へ、意見交換会に関し情報公開を
       徹底することを求め要望書を提出。

10月25日 都建設局から市都市計画課へ、質問についての回答が届く。傍聴不可、
      議事録と資料は後日公開、インターネット中継は行なわない。計画の見直し
      はしない、意見交換会は意思決定の場ではない。という内容。



2017年11月14日火曜日

自主講座「市民が動かす!グリーンインフラまちづくり」

11月12日(日)10時〜12時、貫井北町公民館学習室ABを会場に市民が作る自主講座「水がめぐり、生きものがつながるまちづくり」の第一回「市民が動かす!グリーンインフラまちづくり」を、東京農業大学地域環境科学部造園科学科准教授の福岡孝則さんを講師に迎え開催しました。
以下、講演要旨です。


グリーンインフラとは、自然の機能を活かしたインフラ整備のこと。
福岡先生が関わってこられた世界各地の都市デザインやランドスケープのプロジェクトの事例を紹介。近年の都市部への回帰の高まりを受け、都市の生活を再整備する必要が出てきている。都市での生活は専有面積が少ないため、公共空間の居心地のよさが暮らしの質にとって大切である。道路や広場などを居心地よく変える社会実験の例を紹介。道路にカフェをつくる、期間限定の遊び場をつくるなど。自宅の庭を開放して街中を回遊できるようにするなど。「外に向けた都市戦略としてのリバブルシティ(住みやすいまち)」から、「住んでいる人が住みやすいと感じるリバブルシティへ」。

プロジェクターを使ってわかりやすく話される福岡孝則先生。

世界中で都市型洪水など頻発している。アメリカではグレーインフラの更新時期になっている。行政のインフラだけでなく、市民それぞれの取り組みが推奨される。雨水税の導入。不透水の部分に課税される(デトロイト)。雨水を一気に下水に流れさせず、一時貯留させてから流すことで洪水を減らす。生活の中で市民も、増水など自然の変化を身近に感じられることが大切。

緑が増えることでの便益を考えたい。研究では、緑が増えると犯罪率が下がる、歩いたり走ったりする機会がふえて健康的になる。心臓病が減るというデータもある。環境的、経済的、社会的様々な便益があると思う。

シンガポールのビシャン川の例。三面張りで柵のある川のコンクリートをはがし、氾濫源を内包する川へと戻し、水に入って遊べるようにした。川に飛び石を配したところ、当初行政からは安全面から大反対されたが認められた。日常時は親水性が高く、非常時は洪水をいなす仕組みを取り入れた公園。大雨などで水位が上がると警報が発するシステム。都市の中で子どもから大人まで、水と緑に親しめる場所に生まれかわった。

シンガポールのビシャン川について写真で説明。

町田市の境川の流域、鶴間公園の例鶴間公園と境川、新しく出来るショッピングモールが一体となった公民連携の再整備計画。樹木が適正に管理されていなかった森の生態系を調査し、評価した。
建設後時間が経った運動公園の質を高めるために再整備計画が進んでいる。開園から40年が経ちうっそうとした樹林の適切な将来像を議論し、適度に光の入る魅力的でありつつ、生態的にも配慮している。公園の潜在的にもつ力や自然の力を活かし、多世代の市民が多様な使い方をできるような公園の姿を目指している。


鶴間公園では、市民に参加を募り、「森のがっこう」というプロジェクトが行なわれた。「学びチーム」「工作チーム」「食チーム」など興味ある分野で班をつくり、6月~11月まで5ヶ月間にわたって市民と行政、民間企業が連携して取り組んだ。ピザを焼いたり、伐採したクスノキでベンチ作り、公園の照度の適正を探るワークショップなども開催。中学生から80代までの幅広い年令の市民が参加し、自らの手で公園を育てることを模索している。


詳しくはこちらをご覧ください。
南町田拠点創出まちづくりプロジェクト


ランドスケープが専門の福岡先生から見ると、建築家は造園や緑のことを知らなすぎ、緑が好きな人は建築を知らなすぎる。分野を超えてお互いを知ることが、これから大切になる。

例え公園にたくさんの人が訪れ、賑わいがあったとしても、そこにコミュニケーションが起きていない。たくさんの人が来れば公園の設備は消耗するが、行政だけで担うのは負担が大きい。公園をただ使うだけでなく、育てていく環境の中で、これからの市民は育つのではないか。

住んでいるところからまちを良くするために、緑や水をとっかかりにして、耕すように関わることには、とても大きな可能性がある。

参加者からも熱心な質問がありました。

先生のお話はとてもわかりやすく、市民が公園や都市の緑についてもっと積極的に関わったり考えたりしていく必要性や楽しみを教えていただいように思います。
世界全体の動きとして、車中心の社会から人が中心の街へ変わってきているのだと感じました。小金井市がどんな街を目指すのか、それをちゃんと示すことが小金井を魅力ある都市にすることになるのだと感じました。

2017年11月9日木曜日

『都政新報』に小金井の意見交換会についての記事が掲載されました。

2017年9月7日発刊の『都政新報』に小金井市で開催される予定の都市計画道路の意見交換会についての記事が掲載されました。
意見交換会が極めて異例で、市民や小金井市議会が反発していることも書いてあります。



一点だけ間違いがありまして、この道路建設を進めているのは都市整備局ではなく、東京都建設局で都政新報は訂正を出すと言っていました。

2017年11月8日水曜日

武蔵野公園整備計画、都から市議へ「決定」のお知らせが

11/2に都から「決定した」という通知が、市議会議員全員に配られたそうです。
公園整備については、パブリックコメントを募集し、その結果とともに2017年5月22日に答申が出ています。

パブリックコメントの応募総数は695通、1202件。同じ募集期間だった「都立公園の多面的な活用の推進方策について(中間のまとめ)」の応募総数がたった14通74件しかなかったことに比べると、関心の高さが表れています。

パブリックコメントで多かった意見に、「自然豊かで自由に利用できる今のままがよい」(214件)、「人工的な公園にする必要はない。スポーツランドはいらない」(117件)、「自然、はらっぱ、雑木林、くじら山を残してほしい」(109件)などの整備に関する意見が最も多かったほか、「住民の意見を聞いてほしい」(82件)、「住民説明会を求める」(76件)「パブコメの周知が足りない、期間が短い」(23件)など、意思決定のプロセスについても疑問の声が多く上がっています。

都市計画道路についても「自然を破壊する。反対する」(89件)というのが多数意見です。都は道路について、「国分寺崖線や武蔵野公園など現地の地形や自然環境等を踏まえ整備形態等について適切に対応するとしており、今後、関係機関と調整を行い、適切な公園利用が図れるよう対応する」との方針を示していますが、“適切に対応”とは何なのか疑問です。

パブコメを受けて都は、補足として、「現在の武蔵野公園の自然を大きく改編することを目指すものではなく、(中略)原っぱや樹林地、水辺などの自然環境については原則として保全していく。また、一層、生物多様性などの配慮に努めていく」と追記しています。

「武蔵野の原風景を再生する」というコンセプトには公園利用者も賛同する方が多いと思いますが、都が出してくる計画図を見ると、利用者の意識との間には、大きな隔たりがあると言わざるを得ません。

この計画の内容につて都に問い合わせると、「あくまで参考図なので」などとあいまいな態度を示すのですが、この図を見直す機会はもうありません。整備の時期については明らかではありませんが、今後、段階的に進めるとのことなので、私たち利用者は注視していく必要があります。

多磨町の公園予定地に古くからお住まいのご夫婦が、はらっぱ祭りの展示でお話してくださいました。公園用地に決定したことは昭和37年(1962年)に新聞報道で知ったそうです。当時も今回の都の決定も、住民への直接のお知らせはまったくないそうです。昔は不動産屋の重要次項の告知義務もなく、立ち退きの可能性のある土地を知らずに買った世帯もおられます。55年も前に決まった計画を、住民へのお知らせもなく決定し、立ち退きを迫る。こんな進め方で都民の理解が得られるのでしょうか?







2017年11月7日火曜日

はらっぱ祭り報告

晴天の2日間、お祭りに来たみなさんに、道路と公園の問題をアピールしました。畳一畳分のパネルに、道路地図とイメージ図を配して展示したところ、多くの方が足を止めて説明を聞いてくれました。






今回初めてシール投票を行ないました。この問題を知り、何かしたい、という思いを持つ方は多く、みなさん積極的に参加してくれました。中には(反対の意志を表して)「10個くらい貼りたい」と怒りを口にする人や、お友だちを連れて再訪してくれた方も。はらっぱ祭りにやってくる方は道路に反対の方が多いことは予想できましたが、これほどとは予想していませんでした。中には「道路が必要」にシールを貼った方もいらっしゃいましたが、お話を聞くと、交通渋滞を解消してほしいというのがその理由で、多くの方が立ち退きになり、はけを壊すことには賛同できない様子でした。



公園整備計画については、ほとんどの方がご存じなく、説明すると「何それ?!」「これでは武蔵野
公園のいいところがなくなっちゃう」と驚き、「これはダメだよね」と、なんと参加した全員が、迷うことなく「見直すべき」にシールを貼るという結果になりました。




今回、立ち寄ってくれた子どもたちには、積極的になるべく分かりやすく説明しました。道路ができるとすると、今の子どもたちが大人になった頃です。大人がつくる環境に生きることになる彼らには、意見する権利があります。「俺たちの遊び場がなくなる!」という子もいました。「○○ちゃんの家がなくなっちゃう」と心配する子、「いらね。誰がこんなこと考えたの」と言う子、「何でなんで?」と納得できない子。判断力がないからと、子どもたちの声を無視していいとは思いません。「どうして道路が必要なのか」子どもも納得できる説明を、大人が出来ないような道路をつくっていいのでしょうか?大人がいま、考えなければいけないと改めて思いました。

公園整備によって立ち退きになる多磨町のご夫婦や、立川市で道路問題に直面している若いお父さん、リニアモーターカーに反対する活動をしている方、法律を勉強中の学生さんなど、色々な方とお話することができました。みなさんとお話する中で、やはりこの計画は見直すしかない、という思いを強くしました。用意したチラシは「お店に置きたい」と持ち帰ってくれる方もいて、1000部がほぼなくなりました。




お立ち寄りいただいたみなさんをはじめ、ご協力いただいた「都市計画道路を考える小金井市民の会」のみなさん、機会を与えてくれたはらっぱ祭り実行委員会のみなさん、イスなど貸してくださったご近所のみなさん、本当にありがとうございました!