2016年2月26日金曜日

みなさんのパブコメ113通を市長へ届けてきました!

はけ文の「パブコメを市長へ」にの呼びかけに、たくさんの方が応えてくださり、メール、郵送、手渡しなど様々な方法で、東京都に提出したパブリックコメントのコピー113通を預からせていただきました。本日2月26日、小金井市の西岡真一郎市長へお届けしてきました。
議会が始まってしまったため、面会はかなわず秘書室へお預けすることとなってしまいましたが、「なるべく早く必ずお渡しください」と念押ししてまいりました。
はけ文で面談した時も「市民の声を聞いてから」と言われていたので、ぜひたくさんの市民の声を読んでいただきたいと思います。


まとめた冊子に添えたお手紙

西岡真一郎市長様
拝啓 ご就任以来、小金井市のためにご尽力いただき、誠にありがとうございます。
昨年十二月に、市民にとっては突然に出された第四次都市計画(案)に小金井市のはけを通る道路が二路線含まれていることにたくさんの市民が驚き戸惑っております。
 東京都が求めたパブリックコメントに対し、多くの市民が応え二月十日の締め切りまでにたくさんの声が東京都に寄せられています。そして「はけ」を守る活動をする私たちのもとにも、そのコピーが寄せられました。113通のこのパブコメを、市民の声としてぜひ市長にお読みいただきたくお届けいたします。
 何億年もの堆積によってできた河岸段丘「はけ」を守ることが、野川に注がれる湧水を守り、小金井市の環境を守ります。
「日本一の子育てしやすい街」は市長の掲げた目標であると同時に、我々市民の悲願でもあります。それは施設の充実や補助金の助成ばかりでは子育てしやすさにはつながりません。豊かな水と緑に囲まれた小金井市だからこそ「日本一」が実現できると信じております。
 西岡市長のご活躍を心よりお祈りしております。                                    敬具
    2016年2月吉日

                                                                   はけの自然と文化をまもる会

2016年2月23日火曜日

【コラム】災害への備えとして道路が必要だと言うけれど・・・

災害時には円滑な救援・救護活動や緊急物資の輸送やがれきの処理など「道路が必要です」と言われれば、たしかにそうだよなと思いますが、東京のような人口密集地で直下型の地震が起きた場合、本当に道路が機能するのかどうか?。
震災時を想像してみると「道路が機能したらいいね」くらいの、期待はしたいけれどその確証はない話に
しか思えないところがあります。

震災が起こったら、実際どうなるのか?自分自身も震災について考証して、起こりうることをイメージしておくのは多少の備えになると思い、まず東京の救急車数について調べてみました。

下表は都道府県別の救急自動車数と人口の対比です。
一番右側が救急車1台あたりの人口ですが、東京はワースト1になっています。

東京には約4万人に1台しか救急車がないとすれば、震災などで多数の負傷者が出た場合に救急車で運んで
というのはまず不可能に近い話だと思います。

私自身、こんなに少ないの?と、統計データを信じられなくて、近所の消防署に行って「東京都の救急車台数って340台程度なのですか?」と聞いてみましたら「だいたいそれくらいですね」との答えでした。
消防署の窓口の方はとても親切で、的確な答えをしてくれる方だったので、いろいろ質問してみました。
「この台数では、震災時に救急車で運んでもらうのは不可能ですね」と聞いてみると「震災どころか、平常の毎日でも、救急車は出ずっぱりです」とのこと。
東京は全国一の財源を持っていながら、こんなに救急車が少ないのは、都民としてちょっと納得できない思いでした。
救急車だけ増やせばよいというわけではなく、同時に救急隊員も増やさなければならないので、そんなに簡単な話ではないのは判ります。しかし、道路建設より先に救急車や救急隊員を増やしてほしいです。それらは震災時だけでなく、普段の平常の毎日でも不足しているからです。

平常時に不足しているものを補わず、災害時の備えを先にするのは順序が逆だと思います。

新しい道路を作ろうとする場合、必ず「震災の備え」という大義名分が出てきますが、立ち退き費用や建設費用など多額の税金を投入して新しい道路で「備える」ならば、既存の道路の電柱を地中化するなど低予算で備えとなる方策もあるのに、それはやっていないように思います。

私は震災に備えるとこを否定するものではなく、震災には備えたいのです。
しかし、考えてみると震災時には避難場所や食料や水や衣類などなど、道路以外にも必要なものはたくさんあります。何から先に備えるのか?どのくらい備えるのか?をバランスよくやっていかなければならないと思います。
そして「備える」にしても、なるべく低予算で効果の高い方策から先に進めていくべきことだろうと思います。

<文・作図 鈴木浩克>

署名について

署名収集、ご協力ありがとうございます。
週末は街に出て集めたいと思っています。
(そちらもご協力くださる方いらしたらご連絡ください)

署名の書き方や収集場所については添付をご覧ください。

用紙はこちら
http://hake-bun.blogspot.jp/2016/02/blog-post_85.html


小金井市議会へ陳情書を提出してきました。

本日、市議会へ陳情書を提出しました!

みなさんから集まった署名を、後日追加で添付します。
陳情内容をお読みいただき、ご賛同いただける場合は
ぜひ、署名にご協力をお願いします(収集〆切3/5土)。

どうぞよろしくお願いします。

2016年2月21日日曜日

【コラム】はけと武蔵野公園の野鳥(2)

木の実を食べる鳥たち<上>

武蔵野公園と野川沿いにはアキニレ、ムク、エゴノキ、シイなどなど、
実を付ける樹木が豊富です。それら木の実は野鳥たちの秋冬の貴重な食糧です。

木を切り倒すのは、ほんの数十秒の作業で完了してしまいますが、木が成長して実を
つけるには長い年月がかかります。
私たちにも心地の良い日陰を提供してくれたり、強風を遮ってくれたり、酸素を作ってくれたり。
木に感謝しなくてはならないと思います。

嘴の細い鳥は木の実を突いて割り、嘴の太い鳥は強力なペンチのように嘴でかみ砕きます。


↑エゴの木を食べるのはヤマガラのみ。
エゴの木も切られてしまうのかな・・・。
イカル
年によってはたくさんのイカルが飛来することもあります。
春先の飛去前には「キコキコー キー」という、のどかな
歌声を聞かせてくれます。
コイカル雌(上)、コイカル雄(下)
イカルの群れに交じり珍しいコイカルが飛来することもある。







































(写真・文 鈴木浩克)

はけ文・出前教室

昨日は、はけ文メンバーがカエルdeバザールで出前教室を行ってきましたよー☆
 温かいお茶をいただきながら参加者の方と話している中で、色々な今後の活動のアイディアも生まれました。例えば、はけ文が最初に行った「はけキャラ・ワークショップ」で作ったはけキャラたちを集め「小金井のはけキャラを決めよう☆」という市民を巻き込んだプロジェクトや、はけの自然・古い地層に焦点を当てた歩く会を行ってはどうだろうか、10万年の歴史を持つはけを文化庁の日本遺産に申請してはというものです。
 出前教室 が終わったあとに、バザールに出品されていた徳島の無農薬野菜などをたくさん購入したはけ文メンバー。はけ文の活動を紹介できて、よい食材も手に入れ、満面の笑みでカエルハウスを後にしました♪
 ぜひみなさんの地域で集まりがあるときには、はけ文へ出前のお声かけをお願いします☆
 ※今回出前教室を行ったカエルハウスでは月に一回、在来種米「さわのはな」の共同購入や、自然食品ろばや商品の注文販売や、障がい者作業所のお菓子、徳島の野菜、アフターケア相談所ゆずりはのジャムなどの購入ができる場としてバザールを開催しているそうです。ぜひお立ち寄りください☆
(はけ文・おち)